カカオ豆の選別から製造までの全工程を、ショコラトリーが単独で手がける高級チョコレート「Bean to bar」(ビーントゥバー)。別名クラフトチョコレートとも呼ばれる、このムーブメントはアメリカで生まれ、日本でも一躍注目を集めている。
東京・蔵前に2016年2月にオープンした「ダンデライオン・チョコレート」も、そんなBean to barを追及している店舗だ。1階にはファクトリーと店舗を、2階に喫茶店をかまえ、その製造工程が垣間見える店舗として人気を集めている。
ダンデライオン・チョコレート・ジャパン代表取締役の堀淵清治氏によると、Bean to barは「クラフトビールやサードウェーブコーヒーなど、クラフトムーブメントの一連の流れの中にあるもの」だという。大手メーカーのチョコレートは、カカオ豆をベースにカカオバター、乳化剤、砂糖などを原料にして作られるのが基本。だが、ダンデライオンのチョコレートは、シングルオリジンのカカオ豆とオーガニックのサトウキビ糖のみで作られる。