フィギュアスケーの全日本選手権女子フリーが開催され、前日のショートプログラムでは8位発進となった浅田真央が出場。残念ながら入賞は逃した。 浅田は先日のショートプログラム後のインタビューで宣言したとおり、フリーでもトリプルアクセルに挑戦。冒頭で組み込んだが、解説の荒川静香によれば「入りは良かったが勢いが落ち、回りきれず」に残念ながら失敗。指先まで心のこもった美しい演技を見せたものの、後半の3回転サルコーでも転倒した。 演技が終わった瞬間には厳しい表情を見せたものの、リンクから上がる際には「ありがとうございました」と言葉をかけながら観客席に笑顔で手をふった。 SPとの合計は174・42点と表彰台は逃した浅田だが、試合後のインタビューではいつもの浅田スマイルとともに「ミスもあったんですけど、最後まで自分の滑りだとか表現ができればと思っていたので悔いはないです」と語った。しかし、インタビューアーの高橋大輔に「どんな全日本(選手権)でしたか?」と聞かれると視線を上に向けながら「何とも言えない全日本でした......」と絶句する場面もあった。 高橋も「気迫を感じた」と表現した今回の浅田の演技。浅田は「なんとしても回ろうという気持ちで回りました」とトリプルアクセルに挑戦した時の気持ちを表現したが「たくさんの方の声援が力になりましたし、その声援に答えられなかったのがとても残念です」と試合後だけでなくインタビューでもファンへの気遣いも見せた。
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