国土交通省は、自動運転車が事故を起こした場合の損害賠償責任のあり方について検討すると発表した。自動運転車では、システムの欠陥・障害による事故が想定される。従来の交通事故では、運転ミスしたドライバーに損害賠償責任が生じるが、自動運転車では、事故原因・責任関係の複雑化が予想される。このため、事故時の責任関係について制度面での取り組みが必要となる。国交省では、「自動運転における損害賠償責任に関する研究会」を設置し、自動運転における自動車損害賠償保障法の損害賠償責任のあり方について検討する。11月2日に1回目の会合を開催する。