綜合警備保障(ALSOK)は、東京ビッグサイトで21日まで開催された「危機管理産業展2016(RISCON TOKYO)」にて、12月より提供開始を予定している「位置情報提供システム」による見守りソリューションの展示を行った。 同ソリューションは、「みまもりタグ」を所持した子供や高齢者などの見守り対象者と、「みまもりタグアプリ」をインストールしたスマートフォンを所持する人(ボランティアなど)がすれ違うことで、自動で匿名の位置情報を送信。その履歴から見守り対象者の位置を把握することができる。 アプリはAndroid・iOS両対応で、無料でダウンロード可能。ボランティアの登録等は不要で、送信される位置情報も匿名のため、個人情報が洩れる心配はない。サービスの提供開始は12月を予定しており、ALSOKでは本取り組みに賛同する団体・企業を募集している。 似たような仕組みのソリューションは、現在様々な企業がトライアルを行っている最中だが、見守る側が使う、位置情報を受信できる端末やアプリをどれだけだけの人が導入してくれるかが大きな課題となっており、同ソリューションにもそうした課題の解決は急務といえる。 ただ、全国に支店や営業所があり、連結従業員数が3万人を超えるALSOKの場合、社員だけでもかなりのネットワークを構築できる強みもあるため、BLEタグを使った見守りという、新たなイノベーションの普及において、今後の展開に注目したい取り組みの1つだ。>>Amazonギフト券10,000円分が当たる!「ホームセキュリティアワード」投票受付中<<