子どもや女性の防犯グッズとして浸透している防犯ブザーは、暴漢やストーカーなどに対峙した時に、ブザーを押せる余裕があるか、不安な部分もある。 そうした課題を別のアプローチから解消する製品が、レイトロンが、「CEATEC JAPAN 2016」にて展示していた「悲鳴認識ストラップ」だ。 同社が開発した「悲鳴認識モジュール」の活用例としての展示で、女性の悲鳴にのみ反応し、スマートフォンと連動させることで防犯対策に役立てることができる。 昨年12月に東京ビッグサイトで開催された「2015国際ロボット展」で、同社は「悲鳴認識モジュール」のデモ展示を行っていたが、今回の展示ではそこから一歩進んで、防犯グッズとして製品化することを想定した展示となった。【関連記事】女性の悲鳴を検知し警報装置などが作動する「悲鳴認識モジュール」 バッグやポーチに取り付けた「悲鳴認識ストラップ」が女性の悲鳴を検知すると、スマートフォンに信号を送り、そこから家族や友人など、事前に登録した連絡先へと非常事態をメールなどで知らせることができる。 「悲鳴認識モジュール」自体は、監視カメラや非常灯、サイレンなどの防犯警報装置システムと連動することで犯人を威嚇し、未然に犯罪から女性を守ることを目的としたもの。人気の少ないエレベーターや非常階段のほか、監視カメラを設置できない更衣室やトイレなどにおける防犯対策としての使用を想定している。 今回常時携帯できる小型サイズとなったことで、それらの場所に加え、道を歩いているときなどの防犯対策としても活用することができそうだ。>>Amazonギフト券10,000円分が当たる!「ホームセキュリティアワード」投票受付中<<