イオンレイクタウン(埼玉県越谷市)に7日、常設型のVRアミューズメント施設「VR Center」がオープンする。記者向けの内覧会が開催された。 2020年までに8兆円になるとも言われているVR市場。イオンレイクタウンではいち早くこの市場に参入するため、常設型のアミューズメント施設をオープンさせる。同様な施設はナムコがお台場において期間限定で運営しているが、10日に終了となるため、それ以降は国内唯一のVRを利用した体験型アミューズメント施設となる。 冒頭のあいさつに立ったイオンレイクタウン VR Centerディレクター 井関定直氏は「VRの楽しさはとにかく体験してみないとわかりません。オリジナルのコンテンツも用意し、リーズナブルな値段で楽しんでもらえるようにしました。VR酔い対策も行っていますので、若い人だけでなく家族でも楽しんでいただきたい」と語る。 オープン時のアトラクションは7つ。イオンレイクタウン周辺の360度画像を使ったオリジナルコンテンツや、シューティングゲーム、対戦プレイが楽しめる格闘系ゲーム、ホラーハウスなどだ。各アトラクションは4人から6人が同時に楽しめる。値段は1プレイひとり500円から700円の設定で、券売機でライドチケットを購入する。 7つのアトラクションは以下のとおり。1.アーバンコースター:体験時間約2分・500円(以下同)2.ハシラス:約2分・500円3.BLAST×BLAST(SIMVR):約7分・600円4.HADO(対人+モンスターバトル):約3分・700円5.恐竜戯画(MX4D):約4分・700円6.AFTER LIFE~記憶の牢獄~:約5分・600円7.レイクタウンVR落下体験(MX4D):約1分:500円(10月いっぱいは300円) 井関氏によれば、アトラクションは3ヵ月程度を目安に、利用者の反応をみながら適宜入れ替えを行っていく予定だ。そのため、複数のVRデバイスメーカー、コンテンツプロバイダーともアトラクションの開発の協議を進めているという。 記者発表のあと、記者が体験する時間も設けられた。記者のお勧めはアーバンコースターだ。ブランコ風の椅子で地味に感じるが、ジェットコースター好きは楽しめるのではないか。ただしVR酔いというかジェットコースターが苦手な人は注意が必要で、それだけリアルなGを感じる。BLAST×BLASTは椅子が動くVRマシンとゴーグルによるシューティングゲームだが、これもハズレはないアトラクションだ。HADOは体験型の格闘ゲームだが、グループでの対戦が盛り上がる。 VR Centerは、越谷レイクタウン mori 3F(JR 越谷レイクタウン駅から徒歩20分・無料バスあり)、「ライトオン」のとなりだ。営業時間は10:00~21:00。年齢制限はとくに設定していないが、基本はメーカーの推奨年齢とし、それに満たない場合は保護者の同意が必要となる。