三菱電機は18日、東京大学・西成研究室と共同で、イベント会場と最寄駅などを結ぶ経路の混雑状況を予測する「リアルタイム混雑予測技術」を開発したことを発表した。 今回の技術は監視カメラ映像をリアルタイムに解析して、算出した人の流量を新たに開発された「高速群衆移動シミュレータ」上に与えることで、実際の混雑状況に対して従来の約50%から約80%まで引き上げた高精度な混雑予測を実現している。 同技術により、リスク発生箇所を予測し、現場の状況に適した混雑解消対策ができるため、事件・事故発生時の迅速な回避経路の設定ができ、さらには警備作業の効率化、人件費コストの削減が可能となる。 なお、20日に行われる「第38回世田谷区たまがわ花火大会」にて、同技術の実証が行われる予定となっている。