高品質を担保する『検査体制』も凄まじいものがありました。90cmもの高さから落とされる「落下試験」や、高温多湿の室内で通電してまま使用する「恒温恒湿室試験」、異常なまでのホコリが舞うなかで正常動作するかの「埃試験」、静電気発生装置で静電気を本体に浴びせる「静電気試験」と、非常に過酷な品質実験が行われています。 実際の使われ方ではそこまではないのでは?と思いたいところですが、実際には想定外の使い方もあるとの事なのでより厳しく試験を行い、それを設計にフィードバックするとの事でした。また、EMC(Electro Magnetic Compatibility)という施設も持っており、Windows PCにあるWi-FiやLTEのような電波を、他の機器などに影響を及ぼさない条件と性能を両立させるという電磁両立性をテストする環境が8ヶ所もありま した。 いつもはでき上がった製品に感動ばかりしていましたが、まさにここ安曇野工場では、その製品を作り出す設備からノウハウ、技術者の姿勢、何からなにまで感動することしきりでした。まさに、「VAIO Z」を作り上げていくクオリティの高さこそが、VAIOの持つ強みなんだなとしみじみと感じながら、この日本代表の技術の高さを活かした、第三のコア事業への成功を楽しみにしたくなる、そんな高揚した気分になりました。協力:VAIO株式会社