キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は21日、流通・小売市場や中小規模事業者向けのネットワークビデオレコーダー(NVR)「VS-NVR16」を10月上旬から発売することを発表した。 同製品は、NECとの協業で開発されたもので、販売展開も両社で行われる。 4TBのハードディスクを内蔵し最大16台のカメラ接続に対応。16台接続時ではHD画質の映像を約14日間保存することが可能となっている。対応するネットワークカメラはキヤノンMJの「VB-S805D」「VB-S905F」とアクシスコミュニケーションズの「AXIS M3007-PV」計3機種。本体には、PoEハブも内蔵している。価格はオープン。 同社とNECは昨年、ネットワークカメラを活用する「大規模集客施設運用支援ソリューション」の共同構築に合意しており、両者は今後、両社製品、サービス、技術を組み合わせたソリューションの提供を検討していく。 特にNECに関しては、顔認証に代表される各種映像解析技術や、AIなどの先進技術を数多く有しているため、今後の協業で、どういった製品が出てくるのかを注目したい。