シャープは11日、屋外のデジタルサイネージに適したLEDディスプレイ「VF-S601」を9月下旬より発売することを発表した。特徴は、5,000cd/m2の高輝度で、晴天下でもくっきりと表示可能な視認性の高さとなる。 また、IP65準拠の防水・防塵対策が表示面及び背面に施されており、雨水や粉塵にさらされる環境下でも使用できる。 LED素子同士の間隔が約6mmの狭ピッチなので、高精細な表示が可能で、文字情報も鮮明に映し出すことが可能。さらに本機を複数台組み合わせて、フレキシブルにサイズや形状の設計が可能で、設置場所に応じた柔軟な対応が行える。 外国人観光客の増加に伴い多言語での案内表示や情報発信など、デジタルサイネージへの設置ニーズが高まっていることから、同社では本製品を皮切りにデジタルサイネージ用ディスプレイのラインアップを強化。 さらに設置からコンテンツ配信、メンテナンスまでのサービスを一貫して提供していく方針で、幅広いユーザーのニーズに対応していく。 LEDユニットのサイズは31.5型(4:3)。画素ピッチは6.15mm、最大表示色は約680億色。外形寸法は幅約640×奥行約106×高さ約480mm、重さは約11kg。希望小売価格はオープン。年間500台の販売を目指す。