Facebookは今年4月、チャットボットの開発が可能なMessengerプラットフォームのAPIを公開した。それから約2ヵ月半が経過した現在、すでに11,000を超えるチャットボットが稼働しているという。 将来性が見込まれる同サービスだが、同社は現地時間1日、Messengerを大幅アップデートし、さらにプラットフォームの更新を行ったと発表した。以下で、追加された各種機能について解説する。■「評価」機能 ユーザーはチャットボットの開発者について、スターによる評価とオープンテキストのフィードバックを提供すること可能になった。評価とレビューは、開発者サイトのダッシュボードを通って、電子メールを介し、チャットボットの開発者と共有される。「評価」機能の追加によって、ユーザーエクスペリエンスの向上が期待される。■「クイックリプライ」機能 チャットボットからの質問に対して、ユーザー側に選択肢が表示されるようになった。ユーザー側でテキスト入力が不要になったことにより、チャットボットとのやり取りがよりスムーズになる。■「Persistent Menu(固定ナビゲーションバー)」機能 「ヘルプ」「新しい注文」「Webサイトを見る」など、最大5つのアクションを、ボットのナビゲーションバー(メニュー)として登録することが可能となった。よく使う機能をまとめておけば、アプリの切り替え等を手動で行う必要がなくなるので、時短が実現できる。■「アカウントリンク」機能 Messengerのアカウントを持つユーザーは、オプトイン形式で、同サービス以外のWebサイトなどに、セキュアなログインを行うことが可能となる。■コンテンツ送信機能の拡張 MessengerのチャットボットでもGIFや音声、動画などのファイル形式を送信することができるようになった。さらに、動画や音声は、Messengeでネイティブに再生されるようになっている。 これらのほかにも、チャットボットのコントロールがより多くできるようになっていたり、航空会社向けのフライトテンプレートが追加されていたりと、今回のアップデートは機能追加が盛りだくさんとなっているので、是非チェックしてみてほしい。