パソコンにおけるWindowsとは異なり、スマートフォンのOSでは「iOS」と「Android」がいまだシェア争いを続けている。それぞれが利点・欠点を持っており細かな違いもあるが、スマートフォンの基本機能や操作性は同じで、アプリもほぼ同じラインアップが揃っている。 「iOS」と「Android」については、片方しか使ったことがない人、乗り換えた人、併用している人がいるわけだが、実際、両者の使われ方に大きな違いはあるのだろうか? ジャストシステムでは、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して『iOSとAndroidでのスマートフォン利用に関する調査結果』を実施。26日に結果を発表した。スマートフォンを所有する10~50代の男女1,125名から回答を得ている。 まず全利用者に、スマートフォンのOSを尋ねたところ、「iOS」66.6%、「Android」30.8%、「その他」1.3%、「よくわからない」1.3%との結果に。他社調査では、両OSのシェアはほぼ拮抗もしくはAndroid優勢としているものもあるが、今回の調査対象については、iOS利用派が多かったようだ。 そのうえで、調査結果によると、アプリの位置情報を「すべてオフ」にするのはAndroidユーザーのほうが、アプリストアから音楽をダウンロードするのはiOSユーザーのほうが、スマホカメラを毎日使うのはiOSユーザーのほうが多いことなどが分かったという。 まずスマートフォンでネットショッピングする人のうち、「Webで買う場合が多い」人は44.1%、「アプリで買う場合が多い」人は28.5%、「Webもアプリも同じくらい」の人は22.8%だった。このうち「アプリで買う場合が多い」人についてOS別に見ると、Androidユーザーでは18.5%なのに対し、iOSユーザーは32.5%で倍近かった。 一方、スマートフォンの位置情報設定について、53.9%の人が「アプリによってオンとオフを使い分けている」と回答。「すべてオフにしている」人についてOS別に見ると、iOSユーザーが17.2%なのに対し、Androidユーザーは31.8%とかなり高め。位置情報については、Androidユーザーのほうが気を遣っているようだ。 「音楽ダウンロード」は、「パソコンから取り込む」人が最多の30.2%、次いで「アプリストアなどからダウンロード」16.6%だった。「アプリストアなどからダウンロード」する人をOS別に見ると、iOSユーザーは21.2%だがAndroidユーザーは6.4%とかなり低め。やはりiPod時代から取り込んでいる層が、引き続きiTunes Storeを利用し音楽を購入していると思われる。 スマートフォンのカメラを「ほぼ毎日利用する」人は23.1%。OS別では、iOSユーザーの26.3%、Androidユーザーの16.5%となっており、iOSユーザーのほうが高め。写真加工アプリを利用するのも、iOSユーザー48.7%に対し、Androidユーザーは29.5%に留まった。 こうして見ると、同じスマートフォンといえ、かなりの習慣の違いが明らかとなった。自分のスマートフォンのOSにより、使い方を見直すきっかけになるだろう。
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