リプロは、18日まで東京ビッグサイトで開催された介護系展示会「CareTEX2016」にて、センサー杭などを使用して地すべりや土石流などを検知するシステムなどの展示を行った。 通常は土地や区画の境界などを示したり、位置情報の指標として使われる「杭」を、ICタグや、加速度センサーおよび無線モジュール、NFCなどを搭載した「スマート情報杭」に置き換えることで、スマートフォンやタブレットなどの端末を杭にかざすだけで、ICチップから管理番号や位置座標コード、設置年月日など、さまざまな情報が取得ができる。 斜面変異監視システムとして展示された「新センサ杭システム」では、3軸重力加速度センサと920MHz帯無線モジュール、NFC通信、電源を一体化して搭載したセンサー杭と、それらから受信したログデータを基地局から携帯電話通信網を経由してメール配信するもので、杭の傾きから斜面崩壊を検知して警告を発することが可能となっている。