Twitterが登場から10周年を迎えた。Twitterは10年前の2006年、ポッドキャスティングの会社「Odeo」のプロジェクトの1つとしてスタート。2006年3月21日に、創業者のジャック・ドーシー氏(@jack)により、初めてのツイートが行われたという。 Twitterが発表した年表によると、2007月8月より「ハッシュタグ」(#)が登場。2009年4月に、アシュトン・カッチャーさん(@aplusk)のアカウントが、Twitter史上初の100万フォロワーに到達した。 Twitterへの注目が高まったのは、2011年1月の「アラブの春」。エジプトの民主化運動の様子がTwitter上で拡散し、政治の世界にも大きな影響を与えた。また同年3月の「東日本大震災」時にも、Twitterを活用する人たちが多数登場。日本政府や地方自治体で利用され始めた。2012年11月には、オバマ大統領(@BarackObama)による勝利宣言ツイートが、リツイート数の最高記録を更新。Twitterは、ネット上の個人向けサービスから、世界中の人たちに影響を与えるインフラ的な存在へと変化した。その後もオリンピックやワールドカップなど、さまざまなイベント開催に合わせ、Twitterも拡大を続けている。Twitterの鳥ロゴも、2006年・2008年・2009年・2010年・2012年と5回も変化している。 現在の記録として、もっともリツイートされたツイートは、米テレビ番組「エレンの部屋」のツイートが330万リツイート、もっともフォロワーが多いユーザーがケイティ・ペリー(@KatyPerry)で8400万フォロワー、1分間のツイート数がもっとも多かったイベントが2014年FIFAワールドカップ決勝で1分あたり61万8,725ツイートとのこと。なお国内のユーザーでもっともフォロワーが多いのは、有吉弘行氏(@ariyoshihiroiki)で549万フォロワーとなっている。 このように、Twitter自体が変化した点、Twitterが世の中を変革した点、双方がこの10年間に起きている。またマーケティング領域について、Twitterは、以下の10個のトレンドを生み出してきたとしている。(1) 本物のブランドの声を提供(2) リアルタイムマーケティング(3) 文化的ムーブメントの創出(4) デジタル時代の新しいクリエイターの登場(5) パーソナライズされたコンテンツ(6) セカンドスクリーンからファーストスクリーンへ(7) ライブ動画(8) ハッシュタグと視覚表現の新しい形(9) カスタマーサービスから献身的な顧客体験へ(10) 共有できる体験の提供