旋回型のハウジングと監視カメラを組み合わせたシステムを手掛けるミカミは、11日まで東京ビッグサイトで開催されている「SECURITY SHOW2016」にて、フルHDカメラとサーモグラフィカメラを一体化したモデルや4K対応など、さまざまな特徴を持つ屋外用旋回型カメラの展示を行った。 近日発売のハイブリッド一体型旋回カメラ「PTC-250-HYB」は、フルHDの光学30倍監視カメラと赤外線カメラを同一ハウジングに収納しており、被写体映像の光軸ブレを最小限に抑えた屋外型モデル。非冷却のサーマルカメラ/サーモグラフィカメラにより、暗視画像もしくは熱画像を同時に出力することができる。旋回性能は水平360度、垂直±90度。価格は約700万円から。 続いてフルHDカメラを搭載した旋回カメラ「PTC-113-HDIP ONVIF」は、ネットワークカメラの標準規格の中でも「ONVIF profilesS」に対応。カメラ、ビデオエンコーダ、クライアントとの間のストリーミングの相互接続のためのProfileで、同じProfileに対応した機器ならスムーズな相互接続が可能だ。光学30倍ズームのフルHD(1080p/30)モデルで、価格は約132万円から。 そして最後は参考出展となるが、4Kカメラ搭載型モデルも展示。1/2.3型CMOSセンサーを搭載しており、4K出力(3840x2160/29.97p)に対応している。 いずれの製品も公共ユースやハイセキュリティなシーンでの利用を想定した製品で、高性能なカメラと高速旋回などに対応した堅牢なハウジンを組み合わせている点を特徴としている。