■なぜMVNOは安くできる? 基地局施設やサービス内容、大容量通信インフラなどを、まるごとすべて借りて提供するのであれば、MVNOと大手キャリア(MNO)に差はないだろう。実際、通信できるエリアなどは完全に同じだ。しかし実際には、以下のような部分がキャリア(MNO)と異なっている。だから安くできるのだ。(1)ユーザーサポートが弱い 店舗がない、Web販売が主力など、営業コストを下げることで、料金を安くしている。(2)開発を行わない 自社の端末や独自サービスはもたない。これにより開発コストを下げている。(3)通信品質を充分に高めていない 通信サービスの基礎部分はMNOのもので、エリアなどは同一だが、 「利用できる分量」(通信帯域)については、MNOとの取り決め次第で異なる。 つまり、通信量などが急増した場合に、 現状の設備だけでは対応できない=速度が落ちるといったことが発生しやすい。(3)については、「早いけど高い」「品質悪いけど安い」など、MVNO各社が独自の考えで調整しており、それが違いとなって現れている部分もある。大手キャリアは、災害時等も想定しており、通信品質には圧倒的にコストを割いているが、そういった部分はMVNOには期待しにくいだろう。 ともかく、以上のような仕組みで、MVNOは、格安SIMの提供を可能としているのだ。■企業がMVNOを展開するメリット MVNOについては、あくまで“借り物のビジネス”という部分はあるが、各MVNOにとっては、さまざまなメリットがあり、単純な利益だけでは語れない企業戦略がある。 たとえば通信系のMVNO(IIJ、BIGLOBE、NTTコミュニケーションズなど)であれば、【自社のブロードバンドサービスとのシステム共有、ノウハウ活用、相乗効果】などが見込める。参入がもっとも多いのも、こういったメリットが大きいからだ。一方流通系のMVNO(楽天、イオンなど)であれば、ポイント還元や電子マネー、ECなど、【独自サービスを付与することで、顧客の囲い込み】が期待できる。こうした点から、MVNOが増えていると考えられる。 この流れから考えると、今後は、「JRグループやANAなどの交通機関」「トヨタや日産などの自動車メーカー」「テレビ局や広告代理店」、さらに「コンビニ」「レンタル事業者」、そして「Amazon」がMVNOとして本格参入し、独自サービスを展開するのは、けっしてありえない話ではない。 そういうわけで、「ある企業が、SIMの提供を始める=MVNOに参入する」というのは、けっこう大きなニュースなのだ。ぜひ注目して欲しい。
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