ジュピターテレコム(J:COM)は15日、“あるアニメ作品”を、4K画質でJ:COMオンデマンドにて独占配信することを発表した。アニメーション映画の本編が丸ごと4K化されるのは、同作品が史上初だという。 日本初となったその作品は、1989年公開の『映画ドラえもん のび太の日本誕生』だ。 『映画ドラえもん のび太の日本誕生』は、シリーズ歴代1位の動員数420万人を誇る人気作。ヒカリ族の少年ククルとの友情、ヒカリ族に対立するクラヤミ族やそれを率いる精霊王ギガゾンビとの戦いを描いたストーリーは歴代作でも人気が高く、シリーズ最大の観客動員数となっている。 もちろん、『映画ドラえもん』シリーズの4K化自体、初めての取り組み。今回の4K化は、そのリメイクとなる『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』の公開を記念したものとなる。『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』を手掛けたのは、キャラクター描写に定評のある八鍬新之介監督で、3月5日からの公開が予定されている。 『映画ドラえもん のび太の日本誕生』4K版の配信は、劇場公開約2週間前の2月20日から5月31日まで。27年前の作品が、4K高精細映像となることで、新たなイメージとなることは間違いない。J:COMでは、特別番組『「映画ドラえもん のび太の日本誕生」4Kメイキング』も制作。27年前のフィルムからセル画を1枚1枚スキャニングし、4K化する過程を収めており、こちらも2月28日~5月31日にJ:COMオンデマンドなどで配信する。