フィッシング対策協議会は21日、「イオン銀行」「千葉銀行」を騙るフィッシングサイト(偽サイト)が存在しているとして、注意を呼びかけた。 いずれのサイトも12月21日11時時点で稼働中で、同協議会はJPCERTコーディネーションセンターに調査依頼済みとのこと。イオン銀行・千葉銀行ともに「イオン銀行より大切なお知らせです」「千葉銀行より大切なお知らせです」「イオン銀行本人認証サービス」「千葉銀行本人認証サービス」「重要なお知らせ」「本人認証サービス」といったタイトルで、不正メールが送信されている。 メール本文だが、ここ最近、他銀行などのスパムでも観測されている「お客様はアカウントが凍結?休眠されないように、ただちにアカウントをご認証ください」という内容だ。偽サイトに誘導し、アカウント情報を入力させるのが狙いとみられる。文面の一部が不自然な日本語のため、注意していれば気付きやすいが、今後も類似のスパムが拡大しそうだ。 なお同じ内容のスパムは、住信SBIネット銀行・横浜銀行・セブン銀行などが被害に遭っている。同協議会は、このようなフィッシングサイトで、ユーザーID、ログインパスワードなどを絶対に入力しないように注意を呼びかけている。