フィッシング対策協議会は3日および4日に、「横浜銀行」「セブン銀行」を騙るフィッシングサイト(偽サイト)が存在しているとして、注意を呼びかけた。 それによると、「横浜銀行より大切なお知らせです」あるいは「セブン銀行本人認証サービス」「セブン銀行より大切なお知らせです」といったタイトルで、それぞれの銀行を騙った不正メールが送信されているとのこと。12月3日17時の時点で横浜銀行の偽サイト、12月4日10時の時点でセブン銀行の偽サイトは、いずれも稼働していたという。 メール本文は、「お客様はアカウントが凍結?休眠されないように、ただちにアカウントをご認証ください」という文章で、偽サイト「http://www.parasol.anser.ne.jp.●●●●.help/ib/index.htm?PT=BS&CCT0080=0138」「http://www.qh●●●●.com/js/」「http://www.di●●●●.com/js/」に誘導し、アカウント情報を入力させることを狙っており、典型的なスパムメールだ。 この不自然な文面は、「住信SBIネット銀行」を騙るフィッシングでも使われており、一連の攻撃が同一犯・模倣犯である可能性が高い。さらに今後、他銀行に対しても同種の攻撃が行われる可能性もあるだろう。 同協議会では、このようなフィッシングサイトで、アカウント情報 (契約番号、ログインパスワード) などを絶対に入力しないように注意を呼びかけている。