富士フイルムは18日、港湾や森林などの遠望監視に最適な監視カメラ用ズームレンズ2製品を2016年1月下旬から発売開始することを発表した。いずれも32倍の高倍率ズームと、ズーム全域でフルHD解像度に対応している点を特徴としている。 「FD32×12.5」が1/1.8型イメージセンサーに対応し、焦点距離は12.5mm~400m。「FH32×15.6」が2/3型イメージセンサーに対応して、焦点距離は15.6mm~500mmとなる。 可視光カットフィルターを搭載しているため、IRカメラでの遠望監視時に霧の発生による視界不良などを軽減することを可能としている。 高解像度化が進む監視カメラでは、性能を発揮させるためにレンズは非常に重要な要素となる。今回発売される2製品は、高解像での望遠監視、IR撮影を使った夜間監視など、ハイセキュリティな映像監視が求められるシーンで、カメラの性能を十分に引き出す機能・性能を備えたレンズ製品となる。価格はオープン。