匠ソリューションズは、パシフィコ横浜で開催されていた「国際画像機器展2015」の仙台市のブースにて、非接触型掌紋認証システム「HAND PASSPORT」のデモ展示を行った。 同システムは、仙台市や東北大学、地域企業からなる産官学合同プロジェクトの一環で開発され、東北大学で情報基礎科学を専攻する青木孝文教授の技術資源、東杜シーテックのソフトウェア技術、そして同社のハードウェア技術が結集されている。 生体認証というと、高価な印象を持つが、青木教授が研究する画像マッチング技術や生体認証技術を用いることで、汎用的なカメラモジュールを使った安価かつ高精度な生体認証システムの構築を可能としているという。 利用時は、まずカメラ付きの認証端末を使って手のひらの掌紋を撮影&登録する。その後、連携する電子錠などの解錠を行いたい場合は、再び認証端末に手のひらをかざすだけでOK。 同システムでは、手のひらの掌紋部分を撮影した画像をもとに認証を行うが、利用されている画像マッチング技術を使えば、顔認証などにも応用が可能だ。 今後、仙台市などの事業化支援を受けながら、実用化に向けて実証実験などを重ねていく段階だが、20の掌紋サンプルから認証を行った場合の認証速度は0.1秒となっている。また、認証精度も99%以上とのこと。
【デジージョ レポート】SK-IIによるビューティテック体験ができる!原宿の「FUTURE X Smart Store by SK-II」をレポート 2018年6月1日 テクノロジーの波は、美容業界も飲み込んでいるようです。