東京ビッグサイトで開催されていた中小企業が開発・提供する製品やサービスをマッチングさせるイベント「新価値創造展2015」に出展していたエル光源は、防犯灯と防犯カメラを一体化させた「エルミテル」シリーズの展示を行った。 昨今、防犯灯のLED化が各自治体を中心に進んでいるが、防犯カメラの設置を同時に行うとなると予算的に難しいことも少なくない。同製品は、一般的なLED防犯灯とそれほど変わらない金額ながら、防犯カメラ機能を備えている点が大きな特徴となる。 同製品に搭載されているカメラは、いわゆるアナログ配線の約40万画素(WVGA)の固定焦点(20mm/F5.6)のカメラモジュールを採用。防犯灯とカメラを一体化することで、ハウジングなどの部品コストや、工事の手間とコストを削減できるという。 撮影された映像は、本体に搭載されているSDカードスロットを通じてSDカード(SD/SD-HC 32GB/SD-XC 64GB)に保存される。映像を取得したい場合は、SDカードを抜き差しするか、USB接続でダウンロードが可能。オプションのWi-Fiによるダウンロード機能を使えば、同製品の近くに行けば、配線やカードの抜き差しなくダウンロードできる。 エルミテルシリーズは、より広範囲を照らすことができる道路用レンズの有無や、内蔵カメラがダミーか実物かの違い、電力会社への申請区分の違い(10VA区分/20VA区分/40VA区分)など、2種各4パターンの計8製品ラインナップされている。 また、いずれのモデルも、IP44の相当の防水防塵機能を有し、使用環境は-20度から+40度、光源寿命は60,000時間となっている。価格に関しては、カメラ内蔵モデルがいずれのモデルも税抜きで10万円以下の設定になっている。