今週は、ビズリーチの荒金万琴さんに登場いただきました。 -- 現在どのような業務を行っていますか? 弊社は会員制転職サイトを運営しており、自身の志向性にあう仕事を探している会員様、優秀な人材を求める企業様のマッチングを進めています。その中でも企業様の利用するサービスの企画・改善を担当しています。より効果が見込める企画を考えたり、サービス改修後にその影響を検証するため、データ分析をあわせて行っています。 -- そのような業務の中で、ご自身が大事にしていることはなんですか? データサイエンティストがこんなこと言うと怒られちゃうかもしれませんが(笑)、データだけを見るのではなく、社内やお客様の声を聞くように心がけています。どれだけ頑張って開発しても使ってもらえないと意味がないので、実際に使う人の業務フローや使い心地をしっかり聞いて企画に落とそうと思っています。 -- いまの仕事を選んで良かったと思えることはなんですか? まずは、自分の考えたことが、形になっていくことですね。父が建築士なので、その影響が強いと思います。また、サービスを通して、お客様の事業、ひいては日本全体の活性化につながる可能性があることです。 -- その「活性化」とはどのようなことですか? ビジネス市場が変化するスピードが速くなるなかで、事業を発展させていくには、優秀な人材が不可欠だと思いますが、私たちが提供しているサービスは、企業様が直接優秀な人材に声をかける「ダイレクト・リクルーティング」を実現させます。優秀な人材を獲得できる企業が増えれば、事業が発展し日本全体の活性化につながる、ということです。 -- エンジニアを目指したきっかけを教えてください 以前はマーケティングを担当しており、広告やイベントを通じてどれだけ自社サービスを世の中に知ってもらうか、使いたいと思ってもらうかを考えていました。その仕事をしているうちにサービス自体を改良したいという思いが強くなりました。さらに、データを活用してその意思決定の精度を上げたいとも考えていたので、現職に就きました。 -- どういった方がエンジニアに向いていると思いますか? “データサイエンティスト”としての観点で言えば、「ものの仕組みや、人の行動パターンに興味がある人」「“こんなことがわかったら面白いかも”と想像をふくらませることができる人」「思いついたことを、実際に試すことができる人」ですね。 -- 今後どのように仕事をしていきたいか教えてください 世の中のたくさんの人が「これ使ってる」「これいいよね」と言うようなプロダクトをつくりたいです。また、「データサイエンティスト+○○」な人を世の中に増やしたいですね。データ分析のスキルは、どんな業種・職種でも必要になるものだと思います。特に女性はライフイベントで仕事を離れることもありますが、汎用的なスキルを身につけておくことで、自分の望み通りに生きていける可能性が増えるのではないかと考えています。■ ひとくちメモQ.貴方のビジネスツールで自慢の、またこだわりのあるものA.TableauというBIツールをよく使っています。ドラッグ&ドロップで、さまざまな切り口の分析・可視化が簡単にできるので助かっています。この前ユーザー会に参加したら、みなさんの作成されたダッシュボードがとても美しくわかりやすかったので、もっと勉強しなければと思っています。Q.好きなプログラミング言語とその理由A.プログラミングというよりデータ分析が主で、社内の分析用データベースとしてAmazon Redshiftを使っているので、PostgreSQLを書いています。でもRedshiftは本家のPostgreSQLと微妙に違うところがあるので、ときどき困らされます……。Q.お仕事帰りに寄るお店とおすすめメニューA.同期と澁谷の「でんず食堂」でよく女子会をしています。店員さんがしらすを山盛り乗せてくれるピザが大好きです。Q.ストレス発散法を教えてくださいA.週1回ホットヨガに通っています。普段まったく運動せずデスクワークなので、気持ちよく汗を流せてすっきりします。Q.最近ハマっているお仕事とは関係のないスマホアプリA.よく「Retty」で美味しそうなお店を探しています。行きたいところが溜まってきちゃいました。Q.理想の男性像を教えてくださいA.一緒にいて落ち着く人。あと、私がよく食べるので、食べることが好きな人だと嬉しいです!