■“感情を持つ”Pepperの真価とは Pepperを一言でいえば、手足の付いたコンピュータである。人型(ヒューマノイド)という特徴をどう活かせるかが鍵となろう。基本的には、対話を通じたコミュニケーションによって、クラウド上の情報を「知識」として披露してくれたり、対話によってユーザーとの関係を深めていく端末となるのだろう。 たとえば「ニュース」と呼びかければ、最新のニュースのヘッドラインをしゃべってくれる。専用のアプリマーケットも用意され、Pepper専用の「ロボアプリ」の追加が可能である。とはいえ、現時点では、まだまだPepperを存分に楽しめるというようなアプリは少数だ。今後のアプリの増加に期待したいところ。 Pepperのウリは何といっても、Pepper自身が「感情」を持っているということ。こちらが発声する音声や、Pepperに備えられたカメラやその他のセンサーから感じ取られた情報をもとに、Pepperが“空気を読んで”くれる。 これはPepper自身の感情として胸のタブレット上にカラーで表示されている。タブレット上の「もやもや」した模様が「白」のときは“平常”、「赤」のときは“悲しい”、「緑」のときは“うれしい”という気持ちを表しているそうだ。さらに「感情マップ」アプリを起動することで、Pepperのより正確な感情の変化を見ることもできる。 話しかけるとその声やこちらの表情に反応し、Pepperがさまざまな感情を呈するのだが、これは話しかけているユーザー自身の感情の鏡とも言えそうだ。音声感情認識は、東京大学大学院医学系研究科音声病態分析学講座の光吉俊二博士が考案した、「脳と声帯は直結しており、音声の成分を分析することで感情を推測できる」という理論に基づいたエンジンが搭載されている。 Pepperを梱包箱から引き出し、姿勢維持のためのロックピン2本を外す。Pepperのうなじの部分のゴムカバーを開くと、このロックピンを収納する穴がある。そしてこのカバー内中央部には赤い大きなボタンがあり、まずはこのボタンを軽く右に回して浮き上がらせる。このボタンは万が一の場合の緊急停止ボタンで、Pepper本体の電源を強制シャットダウンするために取り付けられている。この緊急停止ボタンを解除し、カバーを閉めて、いよいよ電源投入である。
【デジージョ レポート】Pepperに支払い機能搭載!「レジ for Pepper」で並ばずスピーディーにお買い物 2017年12月18日 この度、Pepperに新しい仕事が任されることになりました。それ…
【木暮祐一のモバイルウォッチ】第99回 これぞ、“駐車場IoT”! 駐車場検索アプリ「Smart Park」のビジネス展望とは 2016年10月20日 日頃、自動車を足代わりに使っている人には欠かせなくなりそ…
Netflix公式対応のワザありプロジェクター! 開けば大画面・畳めば本棚にも収納できちゃう!!…XGIMI「Elfin Flip Pro」 2025年4月18日 Netflix公式対応のプロジェクター「Elfin Flip Pro」は、コンパ…