26日から東京ビッグサイトで開催中の「外食ビジネスウィーク2015」で、オリエント商事は蓄熱材「ショーケース用メカクール」に関する展示を行った。 メカクールは常温で凝固する特性を持つ蓄熱材。凝固点を5度や9度、12度というように調整できるため、メーカーでは“適温剤”といった呼び方をしている。 ショーケース用のメカクールでは、指定の温度を維持することで、冷却コストを抑えることを目的としている。ショーケースでは通常、温度を保つために、1日に30回ぐらい冷却が行われているとのこと。その温度上昇を抑えることで、冷却回数を25回程度に低減。さらに、霜取りの際にも一般に16度ぐらいまで上昇する庫内の温度を、12度程度まで抑えられるという。 なお、具体的な設置についてだが、同社ではショーケース中板の底部裏側への固定を想定しているという。これによって冷気が下の空間に流れ、庫内を効率的に冷却できるとのこと。ただし、ケースの種類によっては設置方法に加え、冷却制御についても調整が必要となるため、まずはモニタリングを行うケースが出てくるようだ。 経年劣化の試験では5年間は性能を維持でき、基本的にはメンテナンスフリーで利用できるとのこと。環境にもよるが冷却にかかる電力を約30%削減できるため、約2年間でのコスト償却を見込んでいるという。