居酒屋をはじめ飲み物で利益をあげている飲食店の経営者にとって、「飲み物を注文せずに食事だけで済ませてしまう客」は悩みの種。どのように対処すればよいのだろうか。 インターネットリサーチサービス「ここワンリサーチ」を提供するチェンジフィールドは24日、「外食に関するアンケート」の結果を発表した。これによると、「飲み物を注文せず食事だけをする」のが「マナー違反」だと思う割合は1割強で、「マナー違反だとは思わない」が6割強を占めた。「どちらともいえない」は26.3%となっている。 ただし、飲食店を利用する際に「アルコール」と「ソフトドリンク」を注文するかという質問では、「注文する」という回答がどちらも過半数となり、「飲み物は注文しない」という回答は1割未満。飲み物を注文しないのはマナー違反だとは思わないが、実際には多くが飲み物を注文しているのが実態だ。 しかし、1割未満とはいえ、飲み物を注文しない客がいるのも事実。そこで、その解決策として飲食店側が何らかのルール・システムを導入した場合、「お店のイメージが悪くなる」と思うものを挙げてもらうと、「飲み物を注文しない場合は席料がかかる/割増になる」と「飲み物を注文しない場合は水やお茶が有料になる」がいずれも半数を超え、「飲み物を注文しない場合は滞在できる時間が短くなる」は4割を占めた。 割合として比較的に少なかったのは「1人につき1ドリンクを必ず注文する必要がある」と「飲み物を注文しない場合はクーポン等を利用できない」の2つだが、それでもともに3割を占めている。これらのルール・システムがいずれも「お店のイメージが悪くなることはない」と回答したのは1割だった。