東芝ライフスタイルは6日、4Kに対応した狭額縁デザインの業務用ディスプレイを10月下旬から発売することを発表した。3,840×2,160ピクセルの表示に対応した85V型液晶で、タッチパネルの有無が異なる2製品を発売する。 4K解像度に対応した業務用85V型液晶「TD-U852」は、液晶を囲む縁が上下左右21.2mmという狭額縁ベゼルを特徴としている(7月末現在では国内の80V型業務用大型液晶ディスプレイでは最小サイズ)。24時間連速稼働が可能で、ファンレス設計のため機械的動作部分がなく、メンテナンス負荷と故障リスクを低減している。 4系統のHDMI入力を備えており、フルHD映像を4画面に分割したマルチ画面表示することが可能なため、監視用ライブ映像をまとめて表示するといった用途での活用が想定される。 タッチパネル搭載モデル「TD-U852TS」は上記の特徴に加え、赤外線遮断方式により最大6点までのマルチタッチ操作を可能としている。OPSスロットを搭載しており、操作用のPCを不要とした構成にも対応する。観光・商業施設での案内表示や美術館・博物館の展示案内などの活用を想定している。 本体は縦置き、横置き両方に対応。移動や設置でクレーンでの吊り下げ用装置を想定したアイボルトに対応する。本製品は受注生産対応となっており、納期は受注3か月後となる。