全国農業会議所が、農業法人などを対象にした「農の雇用事業」の参加者募集を開始した。新規に雇用した人材に対する研修費用の助成を行う。 助成事業の対象となるのは、2015年1月1日から8月31日までに正社員として雇用された就業者への研修。そのうち正社員として採用された時点で、45歳未満の就業者が対象となる。研修の助成期間は2015年11月から2017年10月までの3年間。新規就業者に対する研修は月額9万7000円まで、指導者の技能向上のための研修は年間3万6000円まで助成される。 このほか、新たな農業法人設立を目指す人を雇用した場合が対象となる「法人独立支援タイプ」の研修助成も同時に募集。こちらは3年目以降については、新規就業者向け研修が月額4万8000円まで、指導者の技能向上のための研修が年間2万4000円までとなる。 募集期間は8月31日まで。申し込みは各都道府県の農業会議にて受け付けている。