東京ビッグサイトで8日~10日にかけて開催された「第10回総務・人事 ワールド」内の「第6回 省エネ・節電EXPO」にて、ネットワークコーポレーションは、日本カバのスマートフォンを使ったキーシステム「Kaba Mobile Access」の展示を行った。 アプリをインストールすることで、スマートフォンを非接触型のカードキーとして使用できるようになるというもので、iOSとAndroidの両端末に対応。全てのデータは暗号化済みで、RFIDウェイクアップによる省電力設計となっている。 世界で初めて非接触ICによる入退室管理システムを開発したLEGIC社の「LEGIC ID Connect」を使用しており、ホテルのキーシステムへのWebインターフェースとしてクラス最高レベルの暗号化と認証システムを実現。BLE(Bluetooth Low Energy)採用でモバイルアプリと直接通信する仕組みだ。 主にホテルなどへの導入を想定しており、宿泊者は外出の際、フロントにキーを預ける手間がなくなり、ホテル側もカギの紛失やそれに伴うシリンダーの交換といった手間やコストを削減できる。 また、ホテルの各部屋の空調や照明などを制御するシステムと組み合わせれば、宿泊客がうっかり空調や電気や消し忘れて外出した場合にも、ホテル側で消すことも可能となり、節電や省エネにも有効なシステムとなる。 海外では、既にラスベガスのホテル「ザ クロムウェル」での導入実績があり、日本国内では今年秋頃のリリースを予定しているという。