シード・プランニングは10日、携帯電話と固定電話の「セット割」サービスの利用意向に関する調査結果を発表した。調査期間は2015年3月~6月で、1000名から回答を得た。光コラボ/光セット割、格安スマホ販売等について最新動向を調査したものだ。 まず、携帯電話と固定電話回線をセットで契約することで割引きを受けられる「セット割引」サービスを知っている人は、全体の約3分の2(669人)だった。そのうち「すでに利用している」人は3.4%、「すぐにでも利用する予定」は2.2%、「いったん、詳しく知ってから検討したい」は22.7%だった。認知度は高いが、普及はまだこれからといったところだ。なお「知らない」と回答した人では「興味ある」43.5%、「興味なし」56.5%がほぼ拮抗している。 「携帯電話のほうが固定通信よりも事業者変更が簡単だ」と思う人は83.6%。一方で、実際に携帯電話モバイルサービスの変更経験のある人は31.0%。固定通信サービスの事業者変更経験のある人は32.3%だった。 なお、これらの調査結果をもとに、シード・プランニングでは、通信事業者のシェアがどのように変動するかを推定。セット割引検討中において、ドコモを選択する割合が現行を超えており、ドコモのシェアが増加すると予想された。