国際展示場で「DESIGN TOKYO」が開催中だ。 展示会場のなかにはデザイナーが主役の特別な企画スペース「PROTO LAB」が設けられており、製品化を目的とした作品を持っているデザイナーが出展している。 たとえば、大塚裕介氏の「hAkari」はユニークで目をみはる製品のひとつ。その名の通り、物の重量で灯りが変化する照明となっている。ブースでは水の入ったグラスを板の上に載せると年輪のカットパターンが沈み、柔らかい灯りが下から漏れ出てくる。重さによって沈み具合も異なることから、灯りの量も変化する。大塚氏は説明パネルで「たとえばソファーでウィスキーを飲みながら過ごすくつろぎの時間。グラスが空になるにつれて灯りは小さくなり、優しく眠りへといざないます」とコメントしている。