スマートフォン向けアプリ開発などを手掛けるボクシーズは6月30日、ビーコン機能内蔵のLED照明を利用した安否確認サービス「つながるライト」の提供をパートナーを通じて開始したことと発表した。タグキャストが開発したLED電球「LEDBeacon」とスマートフォン、アプリを利用したサービスとなる。 近年、さまざまな安否確認サービスが提供されているが、設置場所によっては見守りの精度が低下したり、高額な利用料金が必要だったり、センサーやカメラなど特別な機器を室内に設置することで、見守り対象者のストレス増大などの課題があった。「つながるライト」はこうした課題を解決するサービスとなる。 トイレや風呂の電球を「LEDBeacon」に交換し、ビーコンの電波を受信するためのスマートフォンをリビングなどの離れた場所に設置するだけで準備は完了。見守る側人間のメールアドレスと安否確認のルールを設定することで「見守り」が開始される。「LEDBeacon」は玄関、リビング、寝室など場所を選ばず設置可能だ。 安否確認のルールは、「トイレの照明が12時間点灯していない(回数検知)」「お風呂の照明が2時間も点灯している(長時間検知)」などと設定でき、ルール通りに照明が点灯/消灯していないときに、見守る側の端末にメールが届くという仕組みとなる。見守る側の人間は最大5名まで登録でき、Webブラウザでいつでも見守り者の追加・変更設定やルールの変更が可能だ。 初期費用は4,800円(税別)~、利用料は月額700円(税別)~。サービスの提供は販売を担当するパートナー企業が行う形となり、利用料金はパートナーによる訪問設置や定期的なサポート内容により変動するとのこと。また、別途受信機としてAndroidOS4.3以上のスマートフォンが必要。初年度5,000台の導入を見込んでいるという。