NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、現地時間22日にドイツ最大のデータセンター事業者e-shelter(本社:ルクセンブルク)の株式86.7%を取得完了したと発表した。 欧州におけるデータセンターの需要は堅調で、その市場規模は年平均約9%の勢いで拡大すると予想されているという。NTT Comはこれまで、グループ会社であるGyron(ジャイロン)を通じて、イギリス国内を中心に大規模なデータセンターの展開を進めてきたが、欧州大陸では拡大する需要に対応できる十分な規模のデータセンター設備を保有していなかった。 今回の買収完了により、NTT Comグループが欧州において保有するデータセンターのサーバールーム面積は4都市約19,500平方メートルから9都市約92,000平方メートルへと大幅に拡大し、欧州で第3位の規模のデータセンター提供能力を有することになるという。 欧州大陸でもグローバル共通品質のデータセンターを展開していくことになり、グローバルかつシームレスなICT(Information and Communication Technology)ソリューションの提供能力を強化し、企業のアグレッシブなビジネス展開を支援していく。