NECは10日、幕張メッセで開催中のInterop Tokyo 2015に、ネットワークカメラ「AtermHC 100RC/AP」を出展した。 このカメラの特徴は、エアコンやテレビ、照明などを遠隔操作するための赤外線リモコン機能を搭載していること。さらに、温度センサーを内蔵しているため、例えばペットがいる家庭などで室温をチェックし、空調をコントロールするような使い方を想定しているという。 その他、動体検知や音声検知が不審者を確認した場合のメール通知など、最近のネットワークカメラに搭載されているような基本機能は一通りカバー。カメラとペアリング済みのアクセスポイントが同梱されているのもユニークで、ネットワーク接続はケーブルを繋ぐだけ。スマホやタブレットからの操作やモニタリングも、ネットワークログインするだけど、初心者でも簡単に設置できるようになっている。 ネットワークカメラでは初期設定のアカウントをそのまま利用するユーザーが多く、近年では共通のアカウント名とパスワードを入力するだけで、誰もが映像を盗み見できるようなケースが問題視されていた。そこで、同社では外部からカメラに接続する際には、必ず新規にアカウントを設定するような仕組みを用意。第三者が外部からカメラに接続するのを防いでいる。 なお、「AtermHC 100RC/AP」は現在、一部のウェブショップなどでの限定発売となっているが、今後は量販店などにも販路を広げていくとのこと。ペットのオーナーだけでなく、子供や高齢者と生活している家にも、ぜひ1台置いておきたいアイテムだ。