大塚商会は10日、幕張メッセで開催中のInterop Tokyo 2015で、業務支援サービス「たよれーる」の新作に関する展示を行った。 今回展示されたのは、“らくらく”と名付けられた3つの運用代行サービス。まずは、14年10月に「らくらくWi-Fi」がスタート。続いて、15年2月に「らくらくファイアウォール」が、4月に「らくらくスイッチ」がそれぞれローンチされている。 このうち、「らくらくWi-Fi」は無線LANの導入にはじまり、その管理やトラブルシューティングまでを代行するというもの。同社のコントローラーをクラウドベースで利用できるため、障害時のログなども大塚商会側で管理できるようになる。 これによって、従来は再現性の問題から解決が困難だった、無線LANのトラブルについても、事前に問題を同社で把握。サービスマンが現地で苦労することなく、復旧作業がスムーズに行えるようになるという。また、ユーザー側が高価なコントローラーを用意する必要がない点は、中小企業などの規模の小さいオフィスには、大きな魅力となるだろう。 その他、最近ではマイナンバーの使用端末をネットワークから独立させたいが、印刷は同じ複合機から出したいなど、VLANやVPNなどネットワークに対するニーズが、中小企業の間でも聞かれるようになっているという。 こうした要望に応えるために、大塚商会が新たに提案しているのが、「らくらくファイアウォール」と「らくらくスイッチ」だ。今後はこうした中小企業に加え、大企業の支店といったネットワーク管理者の目が届きにくい場所についても、「たよれーる らくらく」シリーズによって管理を代行。ユーザーが本来の業務に集中できるような環境を提供していくという。