東京・南青山にあるレクサスの情報発信拠点「インターセクト バイ レクサス 東京(Intersect by Lexus TOKYO)」で6日、俳優の別所哲也氏とタレントのLiLiCo氏による公開トークセッションが開催された。これは別所氏が代表を務めるショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)に、レクサスがオフィシャルスポンサーとしてサポートしている縁によるもの。インターセクト バイ レクサス 東京 では、この映画祭の開催に合わせて6月4日から15日まで、別所氏が「五感を刺激する」というテーマで選んだ短編映画等が上映されている。6日のトークセッションは、別所氏とLiLiCo氏それぞれの映画の思い出や映画にまつわるエピソードが披露されたほか、ふたりの映画観や若手監督に期待することなどが語られた。8日には同様のテーマで、チョン・ウソン氏とのトークセッションが開催される。またレクサスのクリエイター発掘支援プロジェクト「LEXUS SHORT FILMS」では、7月からアメリカのインデペンデント映画会社、ザ・ワインスタイン・カンパニーと協同で映像クリエイターを公開募集することも発表された。ところで、なぜレクサスが SSFF&ASIA をサポートしているのか。「映画祭のサポートは、ブランディング活動の一環です」と説明するのは、レクサスインターナショナル・レクサスブランドマネジメント部Jマーケティング室の天野正秀グループ長。生活に必須ではないため「なくても問題ないが、あってよかった」という、心に豊かさをもたらす要素をクルマ以外の幅広いジャンルにも求めているからだという。たしかに、クルマが「ただの移動手段」だったら、ラグジュアリー感覚もブランドも必要ない。「レクサスは“生活を豊かにするもの”を応援するという立場です。クリエイターを応援しながら、自分たちもクリエイティビティ(創造性)というものについて勉強させてもらうという関係ですね」と天野グループ長。「映画は撮影の技術や、そこで使われるテクノロジーが発想と融合することで”アメイジングな世界”が生み出されます。クルマでも優れた技術と想像力と融合させることで、いままでになかった価値や驚きを生み出したいのです」。しかし、ただ目新しさだけを追求しているわけではない。根底にあるのは、将来を見据えたブランド構築の道筋だ。「レクサスは日本での展開が10年目という、まだ若いブランドです」と天野グループ長。「21世紀の新しいラグジュアリーブランドと感じてもらえるような世界観を、これから作っていければいいと思っています」と目標を語る。「まだまだ勉強する日々です」とのことだ。