NECプラットフォームズと西通は3日、DMM.comが運営する会員制のものづくりシェアスペース「DMM.make AKIBA」に入退室管理システムを納入したことを発表した。 「DMM.make AKIBA」は総額5億円を投じて東京・秋葉原に開設されたハードウェア・スタートアップ支援のための施設。個人や小規模企業では購入しにくい、5軸CNC(切削機)や梱包振動試験機といった高価な機材をシェアして利用できるのが特徴だ。複数の会員プランが用意されており、それぞれ使用できる機材やサービスの範囲が異なる。 今回納入された入退室管理システムは、NECプラットフォームズの「SecureFrontia X(セキュアフロンティア エックス)」をベースにしたもの。会員ごとに異なるアクセス制限(入退室管理)を実現した。1枚の会員用ICカードだけでロッカー利用から入退室、複合機の利用まで行うことができ、さらに利用する曜日や時間の制限まできめ細かく設定できるのが特徴となる。 ICカードの新規発行も簡単で、ドロップイン会員利用と呼ばれる1日会員用カードの発行も素早く行えるという。