29日9時59分、鹿児島県の口永良部島・新岳で爆発的噴火が発生し、口永良部島全域に避難指示が出された。屋久島町によると、口永良部島とをつなぐ町営船・フェリー太陽以外の屋久島往復船、飛行機などの運行に影響はないという。 口永良部島では昨年8月に34年ぶりに噴火が発生し、気象庁は噴火警戒レベルを3に引き上げ、新岳への入山規制を行っていた。今回の爆発的噴火で噴火警戒レベルは最大の5に引き上げられ、島全域に避難指示が出され、島民の避難が行われている。 町営船・フェリー太陽は種子島、屋久島、口永良部島間で航行している。本日の噴火を受け、島民救助へと向かった。総務省消防庁は、島民及び滞在者136名の無事を確認しており、14時時点で128名の島外避難が完了している。 気象庁の観測では噴火時の噴煙は火口縁上9000mに達しており、屋久島まで降灰が届く予報を出していた。噴火による物的被害の状況などは現時点では確認中。