追手門学院大手前中・高等学校、日本電信電話(NTT)、NTT西日本、NTTラーニングシステムズ、すららネットは16日、「新たな学び」の実現を目指す、共同トライアルを行うことを発表した。7月末まで、中学3年生の1クラス・英語を対象に実施する。 タブレットやクラウド型学習システムなどのICTを活用し、「協働学習」と「個別学習」を連携した授業実践を行う。これにより、総合的な学力の向上、多面的な指導などの実現を目指す。具体的には、追手門学院大手前中・高等学校の一部教室に、電子黒板・タブレット・無線LAN環境といったICT環境を構築。し、協働学習の仕組みとしてNTTLSの授業支援アプリ「テックキャンバス」、個別学習の仕組みとしてすららネットの「すらら」を導入する。 「協働での学び合い」(「テックキャンバス」の活用)と「個に応じた学び」(「すらら」の活用)の連携による思考力・表現力および知識定着の向上、教員による「多面的な指導」の実現可能性について、検証を行う。検証後、追手門学院大手前中・高等学校は、NTTグループと連携してICT活用の本格展開について検討を進める方針だ。また公開授業の実施も予定されている。