ウェザーニューズは9日、2~3月における花粉飛散状況および、今後の花粉飛散傾向を発表した。今年の花粉は「スピード飛散」型で、昨シーズンより約1週間早く飛散が終わると予想されている。 今後、一時的な寒さはあるものの、4月後半は平年より暖かい日が多くなると予想されている。すでにスギ花粉の飛散は減少中で、ヒノキ花粉も4月末~5月はじめを目処に終了する見通しだ。そのため、平年(2008年~2014年の平均)よりやや早く、スギ・ヒノキ花粉シーズンが終了する見込みとなった。 今年の花粉飛散は、関東では昨年より2週間以上も遅くスタートしている。一方で、飛散終了は約1週間早くなるため、「短期集中型」だと言えそうだ。これは昨シーズンより約25日も短いことになるという。 一方で2~3月の花粉飛散量は多めで、とくに東北から中部は昨シーズンの1.7倍の飛散量だった。そのため、花粉症の症状報告では、東北が昨シーズンより重く、四国や九州が軽かったとのこと。今後もこの傾向は続くと見られる。なお北海道のシラカバ花粉は、寒さが緩む4月下旬から飛散が開始する予想。飛散ピークは5月中旬となっている。