『96時間』や『フライト・ゲーム』でアクション俳優の道を切り開いたリーアムが今作で演じるのは、自らの家族を守るためマフィアのボスの息子を殺してしまった男、ジミー。マフィアの報復の舞台はニューヨーク。マフィアをメンバーを筆頭に、買収された警察、最強の暗殺者がジミーに襲い掛かる。一般市民さえ信用できない。タイムリミットは夜明け。生き延びる可能性はゼロ。そんな絶体絶命の状況下でも男は逃げ切ることができるのか……、という展開。
撮影は、作中では一晩で進行するストーリーを“48晩”もかけて行われた。地下鉄の駅からビルの高層階まで激しい格闘の場面の数々を、ニーソン自ら練り上げやり遂げたという。リーアムと共に逃走する息子・マイクを演じたジョエル・キナマンは「リーアムのこなす身体能力の高さには驚かされるばかり」と振り返る。さらにジャウム監督も「リーアムは文句も言わずに何でもやってくれる。すさまじい展開をきっと楽しんでもらえると思う」と、リーアムの演技を称賛している。
『ラン・オールナイト』は、5月16日に全国で公開される予定となっている。