東京ビッグサイトで開催されている「リテールテックJAPAN2015」で、グローリーは、セキュリティ関連商品として、重要鍵管理システム「KBS-130」と重要物管理システム「セキュリティ・ストレージ・システム BK-200」シリーズを出展した。 鍵管理システムは銀行やオフィスでも使われているが、従来はアナログなものだった。「KBS-130」は、ボックスを開けるのに、6つのパターンの照合が必要。IDカードのみ、IDカードや暗証番号との組み合わせ、オプションでは非接触ICカードや指静脈認証もできる。IDによって持ち出し可能な鍵を限定でき、持ち出すと履歴からすぐ分かるようになっているため、「今、誰が鍵を持っているのか」がすぐ分かる。 重要物管理システム「セキュリティ・ストレージ・システム」は、例えばスーパーのサービスカウンターなど狭い場所で重要書類を扱うことを想定したデジタル管理ロッカーだ。コンパクトなロッカーはデスク横でも無理なく収まるサイズで、その最上部にモニタがあり、アクセスする人によって開けられる棚を設定できる。 特に重要な書類や現金などの入っている棚は重役以上、印紙や切手などは経理部員のみなどの設定が可能だ。また、モニタの横にはカメラが装備され、操作した人間の画像を記録する。もちろん、開閉も秒単位で記録され、不正があればすぐに判明できる。