東陽テクニカは19日、米Zimperium社と代理店契約を締結し、同社の業務用モバイル端末向けサイバー攻撃対策ソフト「zMTD」の販売を開始したことを発表した。東陽テクニカは2014年10月に米Zimperium社と国内総代理店契約を締結し、更に強固な協力関係の構築として、18日に100万米ドルを出資している。 「zMTD(Zimperium Mobile Threat Defense)」は、スマートフォン等からの機密情報漏洩やデータ改ざんを防止するセキュリティソフトで、iOSとAndroidに対応する。 モバイル端末への攻撃トラフィック受信、あるいはモバイル端末内部からの異常発信を検出し、即座に端末外部との通信を切断する機能を備える。セキュリティホールが修正される以前に脆弱性を攻撃されるような「ゼロデイ攻撃」にも対応するという。 製品価格は1ライセンスで年間12,000円。同社は受注目標として初年度1億円、次年度2.5億円を見込んでいる。