2014年12月から公開中の『ベイマックス』が新宿にある花園神社で大ヒット御礼とアカデミー賞受賞祈願のイベントを1月19日(月)に行った。『ベイマックス』は興行収入が64億円を突破し、動員は504万人を超えている。この冬一番の大ヒットだ。花園神社は新宿のビル街にたたずむ1590年からの長い歴史を持つ。神社の拝殿にはヒロ役の本城雄太郎さんとゴーゴー役の浅野真澄さん、ハニー・レモン役の山根舞さん、そしてベイマックスが登場した。寒空の下ともあり、イベントの取材に集まった記者やメディアも震えがちだったが、ベイマックスが登場した瞬間その雰囲気も揺らいだ。「かわいい」などの声が上がり、まさに癒し効果が実際に現れた。そして3人とベイマックスは大ヒット記念御礼とアカデミー賞受賞を願として参拝した。参拝が終わると、『ベイマックス』から花園神社へ鈴の奉納が行われた。ベイマックスの顔のデザインが鈴を基に考えられたキャラクターであることはよく知られている。実は『ベイマックス』のドン・ホール監督がリサーチのために来日し、新宿を歩いていた時に見つけたのが花園神社だったそうだ。そこで鈴に出会ったのがきっかけだという。その鈴から顔を生み出し誕生したのがベイマックス。そうした出生の地であり、ベイマックスは自分の産みの親との対面となる。花園神社の宮司さんへ鈴の奉納を終え、声優たちが『ベイマックス』について語った。ヒロ役の本城さんは「何度見ても、見るたびに発見がある」と話し「ぜひ皆さんには、何度でも見てほしい作品です」と話した。そしてゴーゴー役の浅野さんは「声優の仕事を始めて13、14年声優になるんですけど、こんなにたくさんの人から「映画見たよ!」と言われるのが初めてだった」と話し「90歳になる祖母が映画館に見に行ってくれて、すごく感動したと言ってくれた」と嬉しそうに話した。ハニー・レモン役の山根さんは「これはすごい作品になると思いましたが、出来上がった作品を見た時に、自分の想像を超えてはるかに素晴らしい作品になりました」と話す。さらに宮司の片山文彦さんも、『ベイマックス』を見たとのことだ。そのうえで「アカデミー賞を取るんじゃないか」と話した。さらにこの場に、ドン・ホール監督からのメッセージが届けられた。「これまで映画の作り手として、宮崎駿さんの作品を含む日本のアニメーションにいろいろインスピレーションをもらってきました。そして、このベイマックスをご覧いただくと、そのスピリットが反映されていることが分かると思います。そのベイマックスが日本のファンの皆様に愛され、大ヒットしてくれて、我々にとってこれ以上嬉しいことはありません」。想像を超えた感動とベイマックスの勢いはまだまだ続きそうだ。 『ベイマックス』http://Disney.jp/BAYMAX/ 『ベイマックス』 (C)2014 Disney. All Rights Reserved.