センター試験を前に、代々木ゼミナールでは受験生応援イベントが開催され、武田鉄矢と武田鉄矢プロデュースの赤マルダッシュ☆、海援隊メンバーがかけつけた。 イベント冒頭、「自分も1浪し、年明けの今頃が一番大変だった」と武田は自分の受験時代を振り返った。「どんどん成績が下がり始めた」「第一志望が高知大学で、坂本龍馬の勉強するのが目標だった。毎日坂本龍馬の写真に頭を下げていたが、どんどん成績が落ちていく。第二志望が福岡教育大学。そっちもなんとなくぎりぎりだった。滑り止めが立命館。ところが結果は、高知大学は残念無念で、滑り止めだと思っていた立命館もダメだった。一校(福岡教育大学)だけ、ぎりぎりで合格した」。ところが、武田が大学に入った時代は70年安保で、まともに勉強できない状態だった。そこで福岡市内でギターをひいている集団がいたので、うたを歌ってみることに。「高知大学や立命館に行っていたら、今の海援隊はなかった」と話した。 また、スティーブ・ジョブズを例に挙げながら、「何も得しないのにあることを勉強したくなることがある。人生は足し算と引き算だけでは計算できない。何か学びたいと思うものがあったら勉強してください。それがジョブズいうところのドット(点)だ」「その点は、やがてあなたたちの人生で結んだときに、はじめて意味を持つドットになるはず」と受験生に呼びかけた。