5日からラスベガスで開催されている世界最大の家電ショー「International CES 2015」において、Polaroidはインク不要のプリンタを内蔵するインスタントデジタルカメラ「Polaroid Socialmatic」の発売を発表した。価格は299.99USドルとなる。 ポラロイドといえばインスタントカメラの印象が強いが、本製品はAndroidで動作しており、GPS、Wi-Fi、Bluetoothなどを搭載するなどデジタル要素を多く含む。プリンタを内蔵するだけでなく、SNSへの投稿やQRコードでのデータ共有、自撮り用に前後2カメラを内蔵するなど、多くの機能を備えるのが特徴だ。 フロントカメラは1400万画素、インカメラは200万画素となる。内蔵プリンタは用紙側にインク粒子が含まれるためカメラ本体にはインクを必要としない。印刷サイズは2x3インチ。デジカメで撮影したデータをその場でプリント・出力できるため、ホビーユースのほか、セキュリティ用途や警察関連での利用も期待できる。 本製品は昨年のCESで発表され、2014年冬の発売が予定されていたもの。Amazon.comなどでは1月15日より発売開始の見込みで、一部ではプレオーダーも始まっている。