クリスマスや年末年始などのイベントが多いこの時期、多くの企業でプレゼントが当たるキャンペーンを実施している。最近では、商品やギフト券のほか、メールで贈ることができる電子マネーギフトなど“デジタルギフト”をプレゼントする企業も見られる。 では、プレゼントキャンペーンにおいて、消費者と企業側の意見はどのようなものだろうか。このたび、ネオマーケティングが実施した『プレゼントキャンペーンに関する調査』によれば、消費者の97.8%が「金券」が欲しいと回答し、企業側もプレゼントしたことがあるのは「金券」が最も多く38.8%という結果に。決まった商品より、好きなものを購入できる「金券」は、消費者からの圧倒的な支持があることが分かった。 支持が高かった「金券」について、欲しいと思う種類について聞いたところ、消費者は「JCBギフトカード」(57.8%)、「QUOカード」(57.3%)、「Amazonギフト券」(52.9%)を上位に選んだ。一方、企業側が採用したいものは、「Amazonギフト券」(37.5%)が最も多い結果に。インターネット上で管理できる“デジタルギフト”は、配送コストの削減などの理由で好まれているようだ。 そんな“デジタルギフト”だが、「すぐに利用できるから」、「よく利用するから」などの理由で、消費者の56.5%が「うれしい」と回答。一方、企業側もコスト削減や住所情報の所得不要といったメリットから「利用したい」という前向きな回答が64.6%という結果となったが、「年配者に向かない」、「馴染まない世代のお客様もいる」という意見も見受けられた。 ちなみに、キャンペーンの応募方法について、消費者と企業側の両者ともに「WEBサイトからエントリー」が最も多い。続く「ハガキで応募」というアナログな方法も根強いが、キャンペーンの情報入手先で最も多かったのが「メールマガジン」という結果からも、今後は、SNSの活用などインターネット上で行うキャンペーンが増加することが予想される。