経済産業省は12日、「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン」を改正し、同日付けで告示・施行した。ここ最近の、個人情報の大量漏えい事案などを踏まえた改正となっている。 今年相次いで発生した、内部不正やサイバー攻撃による漏えい事案を受け、組織における対策を検討。有識者の意見を踏まえ、パブリックコメントを実施した上で改正を行った。 主な改正点としては、確認や取引自粛も含めた「第三者からの適正な取得の徹底」が明記された。また外部からのサイバー攻撃対策、内部不正対策など「社内の安全管理措置の強化」、「委託先等の監督の強化」、「共同利用制度の趣旨の明確化」、「消費者等本人に対する分かりやすい説明のための参考事項の追記」などについてとなっている。 今後経産省では、ガイドラインの改正内容について、全国各地で説明会を開催する予定。