歌手・宇多田ヒカルの父で音楽プロデューサーの宇多田照實氏が、YouTubeが有料の音楽配信サービスの開始を発表したことを受け、ヒカルのYouTube公式チャンネル閉鎖の検討も含め、レコード会社が今後の対応に頭を抱えていることを明かした。 YouTubeは米国や欧州向けに月額9.99ドルの定額制音楽サービス「YouTube Music Key」ベータ版の提供を開始。会員登録すれば、広告のないミュージックビデオや楽曲の視聴や、他のアプリケーションを利用中でもバックグラウンドでの再生が可能となる。 日本での提供は現段階では未定だが、フォロワーから「hikki&照實さん的には有料化にしたくない?」と尋ねられた照實氏は、「全然!広告収入もあるのにもっと利益を得ようとする姿勢にはガッカリ」と、有料化に異を唱えた。また、「では、宇多田ヒカルオフィシャルYouTubeチャンネルの有料化はないと思ってもいい?」との質問に対しては、「続けるか閉鎖するかの選択しかありません。HPで同じことを続けるか否か、レコード会社も困っています」と明かした。