社内SNSは、2000年代後半より大手企業向けのオンプレミスサービスから普及が始まり、現在は中小企業における利用も進んでいる。市場・サービス評価機関のデジタルインファクト(運営:シード・プランニング)は25日、社内SNSに関する市場調査の結果を発表した。 それによると、高価格帯でカスタマイズされたサービスの需要が堅調に推移し、2014年の社内SNSの市場規模は対前年比129%の26億円と推測された。また今後は、スマートフォンやタブレットの普及にともない、小売業や飲食店などのサービス業・製造業などでの需要により、2017年の市場規模は44億円に達すると予想された。 同調査では、社内SNS市場において大きな割合を占める業務推進に利用されるポータル型社内SNSと、社内の部署やプロジェクトメンバーなどのビジネスユニット単位のコミュニケーション促進型社内SNSの2分野について、後者がトライアルユーザーを幅広く獲得し、近年の社内SNS普及拡大の原動となっており、メールに代わるビジネスコミュニケーションツールへと変化していく可能性を指摘している。